契約農家の朝採れ野菜で味わう札幌フレンチ｜SIO syuji hijikuroの旬の一皿

SIO syuji hijikuroが大切にしているのは、
農家とのご縁から生まれる“今、
この瞬間にもっとも輝く野菜”との出会いです。
各農園の畑で旬を迎える食材にフォーカスをあて、
その時々で届く朝採れ野菜をもとに、
一皿一皿の構築からメニュー全体の流れまで丁寧に組み立てています。

季節の移ろいとともに変わる香り、食感、彩り。
その魅力を余すことなくお楽しみいただけるようコース料理としてご提供。
その日だけの“旬の最高潮”をご体感ください。

さらに、シェフ自ら産地に足を運び、
生産者の想いや畑の空気を五感で受け取ることで、
素材の背景を理解した料理表現を追求しています。
「この時期だからこそ生まれる味わい」を一つの物語として紡ぎ、
皿の上で表現することが私たちの使命。
旬とご縁が織りなす特別な一皿を、ゆったりとご堪能ください。

シェフが長年研鑽してきた南仏の郷土料理を、
現代ガストロノミーへと昇華させた温前菜。
その一皿は、伝統と革新が静かに響き合うように構築されています。

主役となるズッキーニには、
豚挽肉・香味野菜・オリーブを緻密に調和させた詰め物を施し、
香ばしさと瑞々しさが共存するよう軽やかに揚げて仕上げます。
そこへ、バジルとオリーブオイルをベースにした繊細な泡をまとわせ、
南仏らしい爽やかな香りと余韻を添えています。

素朴な郷土料理から発想しながらも、
テクスチャー・香り・温度の調和を追求した一皿。
重層的な旨味が静かに広がり、
コース序盤に訪れる高揚感をもたらす温前菜です。